零細の矜持

2016-01-04 · 雑感戯言

あけましておめでとうございます。
Diktaは本日が仕事始め。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

正月のあいだは、仕事のことをすっかり忘れていました。
いまは頭がまだ少し、ぼんやりしています。

今日一日で、なんとか勘を取り戻したいところです。

さて、年の初めということで、最近考えていることをつらつらと。

私たちのようなアトリエ系の設計事務所は、ほとんどが零細企業です。

ある意味において「数は力」。
大手ハウスメーカーや地場のパワービルダーに真正面から抗うのは、なかなか無理があります。

ネット上でも、大手広告代理店が運営する住宅ポータルサイトが圧倒的な力を持ち、
私たちのような個人事務所は、どこかの傘下に入らなければ立ち行かなくなるのでは……と、密かに不安を抱いておりました。

実際、他業種の友人が、工夫を重ねて独自に頑張っていたものの、
ついに大手の傘下に入った、という話も耳にします。

五年後、十年後。
自分もいずれ軍門に下る日が来るのだろうか。

そんなことを考えていた折、
暮れに読んだ長江一石さんのブログに、少し勇気をもらいました。

零細が大手に勝てるのは、の例をラーメンで語る

なるほど、と思いました。

そうなんです。
私がチェーン店よりも個人の店に惹かれるのは、
そこに“その店だけの物語”を感じるからなのだと。

大げさな開発秘話ではなく、
お客さまと一緒につくり上げる一軒の家、そのものが物語。

もしそうであるなら、
今の方向で、もう少し踏ん張ってみてもよいのかもしれません。

OBのクライアントさまから届いた年賀状を読みながら、
あらためてそんなことを思う、年のはじめです。

 

  この記事を書いた人 

  原田 久( 建築家 / 一級建築士 )

有限会社 ディクタ建築事務所 代表取締役

愛知県北設楽郡設楽町出身
豊田工業高等専門学校建築学科卒業後、大阪の建築家・出江寛氏に師事。
出江事務所退社後、ハウスメーカー、ゼネコンを経て1998年設計事務所開設。
豊橋・豊川・蒲郡・新城等の愛知県三河地域で、住宅専門の設計事務所として
クライアントと一緒に楽しく丁寧な家づくりをしています。

1998~2004 豊田高専建築学科 非常勤講師
1998~2001 利幸学園 中部ビジネスデザインカレジ インテリア科 非常勤講師

ブログ(プロジェクト進行状況の紹介)  https://www.dikta.jp/blog/
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