明るい場所なら、おぼろげな形や周辺のニュアンスから読み取れるのですが、
現場やカフェのような少し暗い場所では、図面の文字が読めない。
最近は図面の文字を一回り大きく書くよう改めましたが、
老眼の進行に追いつかない状況。
それで、とうとう観念してメガネを買うことに。
慣れなくて、なんとも落ち着かない。
老眼に気づいたのは、二年半ほど前。
「北設の家」の撮影で、写真家の萩原さんとお話ししていたときのことです。
ファインダーを覗くのが大変だ、という老眼談義の流れで、
「原田さんはいかがですか?」
「私は、だいじょ …… あれ? もしかして?」
その瞬間、思い当たりました。
私は昔から、寝る前に少し薄暗い照明の下で本を読むのが習慣です。
若い頃から変わらない日課。
半年前あたりから、文字がかすむことが増えていました。
目が疲れているのだろう、とか、
たまたま調子が悪いのだろう、とか。
そう思って深く考えなかったのですが、
「おおー! これが老眼ってやつか!」
と、妙に納得。
ショック、というよりは、
どちらかといえば発見に近い感覚でした。
とはいえ、図面は待ってくれません。
かけてみると——
図面の文字も、くっきり。
なるほど、これは便利です。
