ウッドショック
2021-04-26 · 雑感戯言

テレビや新聞ではさほど報道されてないようですが、4月に入り、世界的な木材不足と価格の高騰により建設業界が混乱しています。

アメリカ国内で爆発的に住宅需要が伸びていることと、輸送コンテナ不足が主な原因で、日本へ木材が入ってくる量が激減。
代替需要の高まりから国産材も急騰し入手困難となり、木材価格は日を追うごとに高騰している状況です。

高値でも購入することが出来れば良い方で、高値で予約出来たとしても納品の確証が得られない状況らしく、
5月以降の上棟予定が白紙になる建築会社も出てまいりました。しばらくは先行き不透明な情勢です。



新型コロナが拡大した昨年、経済は大きく停滞し木材需要は大幅に減少しました。
木材の在庫が過剰に余る事態となり、緊急に助成金をつけて流通を促すほどの事態でしたが、それは、わずか10ヵ月前のこと。

これを機に国産材の復活をとの意見もありますが、「人材確保」「輸送体制」「山と製材設備の整備」など一朝一夕にいかない課題が多くあります。

これらの問題を解決したとしても、コストに合わない国産材が使われる事は無いというのが、これまでの日本の林業が衰退した悲しい現実。
日本の林業が持続可能な産業に転換できるといいのですが、そのためには国の政策と消費者の理解が必要となります。

いずれにしてもこの問題、しばらく尾を引きそうです。


2021.04.26 原田久



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