住まいのデザインの中には、いろいろな目的や用途を兼ねていることがあります。
例えば、こちらの写真。正面のデッキに続く白い部分。
ソファの高さと揃えてベンチとして。
白い部分に座ればベンチですし、床に座れば背もたれの代わりもなります。
リビングで使うおもちゃなどの収納スペースとして。
天板が開き上から物を出し入れする収納スペースになっています。天板の奥行きは550㎜ほど。
ウッドデッキという外部とリビングとの中間領域として。
リビングの一部でありながら、床の高さと天井高さに変化を付けたことで、そこに居るとき目に映る景色に変化が生まれ、空間を楽しんでいただけます。
寒い日などに、このベンチに座ってコーヒーを飲みながら庭を眺める、といったシーンもこのベンチがあるからこその時間になります。
ダウンフロアとするのではなく収納ベンチ部分を持ち上げていますので、ウッドデッキ下は収納スペースにもなっています。
ダウンフロアとしないことで、ルンバも問題なく活躍してくれます。
出来上がった形を見れば違和感がないので気づきにくいですが、過ごしてみれば違いの判る、豊かな時間の流れる設計を心がけています。
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この記事を書いた人
栗山祐子(建築家/一級建築士)
ディクタ建築事務所
愛知県を拠点に、住宅を中心とした設計を行っています。
家づくりについての考え方や、設計の工夫などをコラムで発信しています。
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