高騰の一年に思うこと

2022-12-30 · 雑感戯言

今年も一年間、ありがとうございました。

今日はデータ整理を少し進めて、これにて今年の仕事納めです。

とにかく今年は大変な一年でした。
建設費の凄まじい高騰に、終始苦しめられた一年だったように思います。

戦時下という非常事態が、ここまで経済に影響を及ぼすものなのか――。
子どもの頃に歴史の教科書で読んだ出来事が、決して遠い話ではないことを、身をもって知る一年となりました。

これまで私は、「時間をかけて設計を考えることが、お客様のためにつながる」と信じて仕事をしてきました。
しかし今年は、建設資材や人件費の値上げのスピードに追われ、その恐怖と隣り合わせで設計を進める、精神的にも非常に厳しい日々が続きました。

同業の設計事務所も、工務店さんも、大工さんも、皆同じ状況に直面しています。
それでも――
最も苦しい思いをされているのは、間違いなくお客様です。

理想と現実の金額の乖離は想像以上に大きく、
大切にしてこられた想いや、必要なご要望の中から、何かを手放すという苦渋の決断を迫られています。

私にできることは、その決断が後悔にならないよう、できる限り多くの提案を考え、
選択肢を示し、その中から最善を選んでいただけるよう尽くすことだと思っています。



来る年こそ、ロシア・ウクライナ情勢が落ち着き、物価高騰が少しでも穏やかになることを願うばかりです。

改めまして、今年も一年間ありがとうございました。
どうぞ良い年をお迎えください。

2022.12.30 原田久

豊橋、豊川、蒲郡、岡崎、豊田、設計事務所と創る注文住宅|有限会社 ディクタ建築事務所

ディクタ建築事務所 / Dikta architects office

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