審査機関に驚かれた 「開口部制限」 を使った木造3階建て建築

2010-06-06 ·   新城・ミネ美容室

新城市内で、準防火地域で木造3階建ての計画が進んでいます。
通常、200m2を超えると防火区画が発生してきます。



防火区画は、建物の中で発生した火災が一定の範囲以上に広がらないように
区画するもので、防火設備として防火扉の設置が必要になります。

防火扉で木製のものは高額ですし、かといって他は木製の扉なのに区画部分
の一箇所だけ鉄扉というもしっくりこない。。。

住空間に不似合いな防火扉を不要とするには、火災が建物外部に燃え広がらないように
外壁の開口部の大きさを一定のルール以上に大きくしすぎない方法もあります。

ただ、提出した豊橋の確認申請機関で、

「本当に、この規定を使うんですか?」
「開口部制限の審査は初めて」

と言われるほど、条件が合わないとなかなか有効でないルールです。

隣地境界や道路中心からの距離が取れないと、大きな窓は設けられません。

今回の計画では、二面の広い道路に接していますので、道路側の距離を確保できますし、
隣地境界側には、中庭を設けてなんとか大きな窓を設けることができました。

居室には必要最低限の窓面積の基準もあり、この「必要最低限窓面積」と
「可能な最大窓面積」とがそれぞれ計算上はギリギリです。

数字上はギリギリでも、伸びやかな暮らしのできる建物になりそうです。

 



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この記事を書いた人 

原田 久(建築家/一級建築士)
ディクタ建築事務所 代表

愛知県を拠点に、住宅を中心とした設計を行っています。
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  プロフィール 

  原田 久( 建築家 / 一級建築士 )

有限会社 ディクタ建築事務所 代表取締役

愛知県北設楽郡設楽町出身
豊田工業高等専門学校建築学科卒業後、大阪の建築家・出江寛氏に師事。
設計事務所、ハウスメーカー、ゼネコンを経て1998年設計事務所開設。
豊橋・豊川・蒲郡・新城等の東三河地域で、住宅専門の設計事務所として
クライアントと一緒に丁寧な家づくりをしています。

1998~2004 豊田高専 建築学科 非常勤講師
1998~2001 利幸学園 中部ビジネスデザインカレジ 非常勤講師

ブログ(プロジェクト進行状況の紹介)  https://www.dikta.jp/blog/
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