28年目の春に

2025-04-01 · 雑感戯言




独立して、ちょうど27年が経ちました。今日から28年目になります。

5年前、コロナ禍に入る直前のブログで、「30年後のことなんてわからないけれど、一つひとつ丁寧に仕事をするしかないよね」と、どこか牧歌的に書いていました。

しかし、その後の5年間で世の中は目まぐるしく変わり、まさに隔世の感があります。

あの頃は、消費税が10%に引き上げられて2年が経ち、駆け込み需要後の冷え込みも落ち着き、「そろそろお客様が戻ってくるのではないか」と感じていた時期でした。

ところが、その後コロナ禍となり、ようやく落ち着いてお客様が動き始めたタイミングで、ウッドショック、さらにはロシアのウクライナ侵攻による物価高騰が重なりました。

とりわけ建設費の高騰は、日用品の値上がりとは異なり、一度に大きな金額が動くものです。住宅購入は「生涯最大の買い物」とも言われるだけに、その影響は深刻です。

結果として、家づくりを始める決断が難しくなり、住宅業界全体が厳しい状況に置かれています。ビルダーや設計事務所も、手探りの状態が続いています。

そうした中、昨年6月には、師匠である出江寛先生が逝去されました。これを機に、これまでのことを振り返り、これからのことを考える時間が増えました。思索の多い一年だったように思います。

とはいえ、どれだけ考えても答えが出るものではなく、結局のところ「一つひとつ丁寧に仕事をするしかない」という結論に至ります。

28年目のディクタを、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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この記事を書いた人 

原田 久(建築家/一級建築士)
ディクタ建築事務所 代表

愛知県を拠点に、住宅を中心とした設計を行っています。
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プロフィール
原田 久

原田 久( 建築家 / 一級建築士 )
有限会社 ディクタ建築事務所 代表取締役

愛知県北設楽郡設楽町出身。豊田工業高等専門学校建築学科卒業後、大阪の建築家・出江寛氏に師事。設計事務所、ハウスメーカー、ゼネコンを経て1998年設計事務所開設。
豊橋・豊川・蒲郡・新城等の東三河地域で、住宅専門の設計事務所としてクライアントと一緒に丁寧な家づくりをしています。

1998~2004 豊田高専 建築学科 非常勤講師
1998~2001 利幸学園 中部ビジネスデザインカレッジ 非常勤講師

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