「三方原の家/浜松」竣工写真（Dikta撮影）前編

先日お引渡しの浜松市「三方原の家」の竣工写真です。
写真家の萩原ヤスオさんには来年秋くらいに撮影をお願いする予定ですが、まずはDikta撮影のものをご覧ください。


屋根ガルバ耐摩いぶし銀色。外壁ガルバは耐摩こげ茶色で柔らかい印象に。軒が深いので格好良いです。


東側に玄関と駐車スペース。階段は重たくならないように片持ち+細身のスチール手摺で軽快に。
駐車スペースは道路勾配なり南垂れにすれば設計は楽なのですが、ドアの開け閉めが大変ですので、駐車時水平になるように計画。ピッタリ納まってますね。

屋根の垂木を受ける母屋ピッチは均等割りにしているので、2階矢切りから南側の1グループのみ1024ピッチにしていますが、違和感はまったくありません。


玄関の土間は墨モルタル鏝押さえ。


大きめの靴箱を備えてます。


玄関の隣に旦那様の自転車部屋。アウトドア用品の収納を兼ねてます。
奥の小扉はキッチンパントリーに通じていて、買い物カゴを出し入れします。


居間とタタミスペース。
大黒柱に相当する飾り柱は、お客様が名古屋の材木屋の倉庫へ足を運んで一目惚れしたもの。
犬や猫と暮らす家ということで、鴨居の高さにキャットウォークをまわしてます。


居間からキッチン方向の眺め。
写真右手にあるインタホン下の小扉は壁面に揃えて埋め込み目立たない納まりに。
キッチンカウンター下の格子の中はＡＶラックです。ＤＶＤやゲームはここに収めます。


キッチンはフルオーダー。
ステンレスの天板+シンクは松岡製作所のもの。水きり部勾配がしっかり付いてて使いやすそう。


キッチンの隣にパントリー。その奥のグリーン色の部屋は奥様の仕事用の書庫です。


パントリー足元の開口は自転車部屋と繋がってます。


タタミスペースの一角に、自宅で仕事される奥様用のワークスペースがあります。
掘り込むか、椅子を使うか、立って仕事するか、色々検討された結果、バランスボールで仕事することに。
（参考記事URL →　https://www.dikta.jp/blog-detail.html?id=5888&）


来客時、バランボールを机下に転がして扉を閉めれば、スッキリした空間に。


写真左手前の板壁は、猫の登り板（キャットステップ）を溝に嵌め込めるようになっています。
（キャットステップ設置しましたら、写真アップします。）

　
階段下空間を有効に使ったトイレ。
階段下ギリギリなのでダウンライトは設置できず、可愛らしい壁付けの照明を設置。


正面の小扉は収納の入り口。目立たないように枠なし納まり。

　
脱衣室に洗濯機を設置。その南側に洗面室。その外に屋根付きの物干しテラスがあります。
犬や猫がすごし易いようにタイルを張ってます。夏はタイルに寝転び涼みそうです。


次回に続きます。

  この記事を書いた人　

  原田 久（ 建築家 / 一級建築士 ）

有限会社 ディクタ建築事務所 代表取締役

愛知県北設楽郡設楽町出身
豊田工業高等専門学校建築学科卒業後、大阪の建築家・出江寛氏に師事。
出江事務所退社後、ハウスメーカー、ゼネコンを経て1998年設計事務所開設。
豊橋・豊川・蒲郡・新城等の愛知県三河地域で、住宅専門の設計事務所として
クライアントと一緒に楽しく丁寧な家づくりをしています。

1998~2004　豊田高専建築学科 非常勤講師
1998~2001　利幸学園 中部ビジネスデザインカレジ インテリア科 非常勤講師

ブログ（プロジェクト進行状況の紹介）　　https://www.dikta.jp/blog/
コラム（家づくり全般について）　　　　　https://www.dikta.jp/column.html　

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