和風の建物では特に、軒裏を「あらわし」として垂木や母屋といった材をそのまま見せます。
こちらの建物はSE構法ですので、在来工法よりも大きな120㎜×150㎜の母屋が要ります。
在来工法であれば、105㎜×105㎜で足りるので、ひとまわり大きな断面です。
白い壁にぴょこぴょこと影を落としている材が母屋です。
ガルバリウムの屋根と比べてボリューム感のある瓦屋根とはいえ、少し母屋の存在感が気になる大きさです。
そこで、構造グリットの910㎜よりも間隔を広げることに。
母屋を支える束を載せるための梁の向きに注意しながら、各階とも均等な母屋間隔としています。
壁の長さから割り込んだ1,183㎜とし、間隔としては1.3倍です。
目に見える材の間隔を揃え、全体のバランスをとることで、視覚にノイズの無いすっきりとした外観となります。
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この記事を書いた人
栗山祐子(建築家/一級建築士)
ディクタ建築事務所
愛知県を拠点に、住宅を中心とした設計を行っています。
家づくりについての考え方や、設計の工夫などをコラムで発信しています。
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